女性大型二輪取得のすゝめ〜4限目坂道発進と5限目見極め走行〜
12月1日の琵琶湖のSR FI MTに行き損ねてヘソを曲げているマツムシです。こんにちは。
道を行くおバイクが憎い事憎い事!!!
(やめなさい)
当日は天気も良く、気温も高めだった様子。
天気予報では翌日から崩れるとの事でしたので本当におバイク日和だった様ですね。
道を行くおバイクが憎い事憎い事!!!
(やめなさい・2回目)
さてさて、このブログ文字の色とか変えられるやん!と言う事に今更気付いたマツムシですが、肝心の教習では特に目新しい事はしておりません。
大型のみの“波状路”は二段階になってからですので、一段階の見極めまではやってる事は普通二輪と同じです。
急制動とかも二段階になってからですので、4限目まで乗って5限目に基本的な取り回しが出来ているかを見られる事になります。内、1時間はAT車だし…。
何これ終わるのクソ早え…(言葉遣い)
今日の4限目は坂道発進が加わっただけで、普段から乗っている人には痛くも痒くも無い項目と思われます。
マツムシもそう思っていました。
先「えーっと、マツムシさんはこの時間で坂道発進します。普段乗ってるよね?」
虫「え…ああはい」
先「よし、じゃあ一ミリも下がらずに行こうか!」
虫「!?」
先「普段はたまーに下がる事もあるでしょ?でも、今日は一ミリも下がらずに行こうか!」
虫「…い、一ミリも?」
先「一ミリも!(ニッコリ)」
薄々勘付いていたけど、Y教習所のY先生はドSです。
ついでに言えばこの人、ワイよりもお若い筈です。確かここで普通免許取った時路上教習してくれた人で、路上教習中奥さんの出産の病院の雑談とかした記憶があります。その間、ガンガン他の車に毒吐いてたの、覚えてます…。
と、向こうももしかしたら覚えてるかなーと思いつつ、いやでもワイあの頃よりだいぶ太ったから気付いて無いよなと思いつつ、教習スタートです。
ちょっと事情があって最初はCB750でスタートしました。
「重いから気を付けてねー」
との事、NCで慣れて来ていたのにここに来てCBとは…なんかいつもと違う感じだし、確かにNCの感覚からしたら重いし、アクセルワークがNCよりも緩やかだし…で少し変な感じに。
(このちょっと変な感覚が後々まで影響しました)
その後すぐNCに乗り換えて、坂道発進。
1ミリも、1ミリも…と変なプレッシャーが掛かりましたが坂道発進は呆気なく成功。
まぁ普段から運転してるしね…。
そう言えば普通二輪でも坂道発進は一度も失敗した事無かったです。逆に、何をどうすれば失敗なんだろうか…と思うくらいには、マツムシにとって坂道発進は呆気ないものでした。
個人の感覚ですが、大型排気量故に坂道発進も安定していた様に思います。重いけど、その辺は馬力勝ちなのかなー?
あと、これも車種故かも知れませんが、SRさんは何よりもエンストが一番恐ろしいので、常に半クラ多用、エンジンは回し気味発進、と言うビクビクした腰引け運転癖が功を成した感。
(逆に半クラ使い過ぎてクランク以外の速度調整も半クラでやっちゃって指導されたけど…)
今回は大型二輪の2段階に進んだオッサンと一緒だったのですが、教習後に「普段のクセが出ますねー」って教官と話してたので、普通二輪取得後に大型二輪を取ろうとすると、その辺の矯正に調子を狂わせるかもしれません。
公道でのライディングと、ルール上のライディングは絶対同じとも限らないですし、車種によってもそう言うクセみたいなのも絡んで来そうな気がします。
おバイク…奥が深い…。
普通二輪取得後1年間は初心者運転期間になりますが、大型二輪を取得すると普通二輪の初心者運転期間は大型二輪取得と同時に終了します。
なので、大型二輪を取るつもりの方は、普通二輪取得後(普通二輪の免許を守る為に)一年以内に大型二輪を取るのも手かも知れないな、とマツムシは思いました。
話が逸れました。
無事に坂道発進はクリアしましたが、微妙にスラロームが苦手になっている…と言うか入り方が分からなくなっている…。
タイムは問題無いけども、パイロンに当たりがちだし、そして後半膨らむ…。
代わりに一本橋は調子が良いです。
2時間乗ったけと落ちなかった。そしてタイムも10秒がどれくらいのタイムか感覚的に分かって来ました。「あ、コレ10秒切っちゃうなー」と思ったら大体9秒台です。
ベストタイムは11.8秒…うーむ、流石に12秒は出ないか…。
一本橋はアクセルと言うよりもクラッチを繋いだら良い感じですね。
クラッチとリアブレーキで速度調整しつつ、しっかりニーグリップ、そして遠くを見ます。
マツムシは今日の夕飯の献立とか考えて乗ると良い感じに力が抜けて走れます。
しかしアクセルオフでも進む馬力、さすが大型二輪です。
何なら二速に入れてても惰性で走ります。何だこのモンスターは…。
クランクも初見は転けましたが、前回教習終了後の反省が効いたのか、その後は調子良く…。
しかしクランクで転けた時にサッとキーオフ、サイドスタンド立ててサッと起こすワイに、教官も「お、おう…」って感じでした。
雌ゴリラで良かった。
と言うか前回の車体、やたらめったらオイル漏れてたんだけど、あれガソリン満タンだったんじゃね??
今日、そんなに重く感じなかったの、ガソリンいい感じになってたんじゃね??
スラロームの調子が悪いのも前回よりも軽いからでしょうか…。
そんな感じで4限目終了です。
次はいよいよ見極め走行です。
あのなんて言うか後ろからガッツリ見られてる感苦手で、あがり症と言うか小心者のマツムシは変に緊張していつもはやらないミスとかやらかすんですよね…。
見ないでぇええええええ!好きに走らせてぇええええええ!!と言う心の叫びも虚しく、5限目スタートです。
まずはコースを覚えるのに着いて走ります。
一周してから
「はい、どうぞ」
マジか。いきなりか。一回だけか。今からか。
ちと早急過ぎやしませんかね?
私がそんなに記憶力良いように見えますかね?
遠慮せずにオッサンの波状路見て来てやれよ。一回位自由にコース確認させてくれよ。
と念を送りましたが無駄でした。
特殊能力ほすぃ。
ノロノロとスタートします。いっそノロノロの方が大型排気量しんどいのですが、コース間違えるのもなんかやだし、焦ったらやらかしそうで…。
見られてはいるものの、特にミスもなく終了。
スタート地点に戻ります。
「特に問題ないです。ただもう少しスピード出そうか。今惰性で走ってるから、アクセルとブレーキしっかり使って。じゃあ今日は新しい事しないので、ずっとコース回っといてください。あ、あとスラロームちょっと膨らんでるから後で練習する時間取るね」
と颯爽とオッサンの方へ向かって行く教官。
途端に「よっしゃー!自由だーーー!!!」とガンガン走り出すマツムシ。
アクセル開きまくりです。さっきまで惰性で走っていた慎重さなんて微塵も感じられません。
しかし大型って怖いです。
改めて大型排気量の馬力とSRさんの違いを感じます。アメリカンならまだしも、レーサータイプなんて公道であっという間にスピード乗ってしまいそうです。
そんなモンスターにライダーは剥き出しで乗ってる訳ですから大型排気量に限らず死亡事故も耐えないのが分かります。
バイクなんて好き好んで乗ってる奴の気が知れません。全く馬鹿馬鹿しくて気が触れているとしか思えない。
しかしおバイク、なんて楽しいんだ!←
普通二輪の教習時はスクーターすら数回乗ったか乗らないかでガックンガックン言わせていたマツムシ…ですので、それなりにクランクやスラローム、8の字、難しく感じておりました。
が、今400に乗ればそれなりに上手くこなせる気すらする大型二輪。
しかし乗ってて疲れます。高速とかなら楽なんでしょうけど、クランクやらスラロームやら、細やかな取り回し等、やはり雌ゴリラと言えど力の差は男性と差がありますので、その辺やはりしんどい。
汗かくレベル。あちーわイージス。
女性は力や身体的な大きさが男性に比べて劣る分、やはりライディングの技術的な部分でカバーしないと難しい気がします。
あとこの辺女性特有の話かもしれませんが、男性と比べて手が小さいんですよね。大きい人も居ると思うけど、短指族なんですよ、マツムシは。
ブレーキに人差し指が届かず、いつの間にか3本指でかける癖がついていた模様…教官にも何度も注意されました。
「指…届かないんです…」
と正直に伝えると、レバーのダイヤルをクルクルと回す教官…。
すると何という事でしょう!指が!人差し指が!届く!届くぞ!!!何このレバー!すごーい!!
「今乗ってるのって届くの?」
あれ?そう言えばどうしてたっけ?
「一度転けて曲がってから届かなくなったよう…な…?」
「あーそれ変えた方が良いかもね。このダイヤル式のヤツとかAmazonで安いよ。いや、俺Amazonの回し者じゃないけどwいいよ。二つで三千円くらいやったし、変えてみたら?」
おお!それなら…と思った瞬間にふと沸き起こる疑問。
SRさんって、カスタム好きな人が乗る車種の割に適合するアイテム少なかったような…。
そう言う“世間一般的に便利になるアイテム”と言うか、見た目とか形変える為のアイテムは多い気がするけど、果たして適合レバーあるのだろうか…。
教習車はあくまでも教習車なので、仮に教習車で苦労したとしても、自分の選ぶバイクによっては乗りやすくいくらでも乗りやすくも出来るし微調整も可能と言う事です。
乗りやすい大型車もあるはずだ!!!(そこか)
まぁ話が逸れましたが、教官が離れた瞬間にスピード出しまくる悪い子マツムシ。
前を行く四輪の教習車を安全な距離感で煽ります。
でも今日はなんだかアクセルの調整が苦手です。
おかしーなー…うーむ…とコース3周目位で教官が戻ってきました。
スラロームのハンドルの切り方に関してタイミングを教えてくれます。
パイロンを過ぎてから切ると遅いと。
パイロンの横にきたらもうハンドル(前輪)は曲がってないといけないと。
現状リアのエンジンガードが当たっているのは、ハンドルを切るタイミングが遅いとの事。
教官達がパイロンに当たるとすればウィンカーが当たるらしいです。
今の今までノリでやってました…普通二輪でもノリでやってて何も言われなかったんですが、ここに来て初めての“感覚”ではなく“頭で考えて”動かす事に…。
そして、それが大惨事を生みました…。
頭で整理して理論的に行くのは嫌いじゃ無いのですが、いかんせんそれを身体に伝達させて、コツを掴むのには苦労するタイプのマツムシ…意識すればするほどドツボにハマります。
あ、今当たった…
あらら、また当たった…
繰り返しながらタイムは縮んできました…
当たりる事も無くなって来ました…
「あ、今のいい感じー」
とかガッツリ見られながらやってると、だんだん自分の感覚が分からなくなって来ます。
そう、マツムシは小心者なのです。
そしてラスト…!
笑いながらパイロンに突っ込み、二個ぶっ飛ばしました…。
目の前で見ていた同じ教習中のオッサンもびっくり。
マツムシもびっくり…。
教官もびっくり(と言うか笑ってたな…)
「まーアレは突っ込んでて正解。あそこで急ブレーキ掛けて転ぶ人が殆どだから」
とフォローなのかよく分からない言葉を頂きました。
ラスト二個のパイロンを「あー…この角度じゃ二つ無理やー」と瞬時に諦めた瞬間に突っ込んだマツムシ…ちょっとパイロン飛んでったの見て楽しかったのは内緒です。
まさかここに来て見極めアウトでは…とビクビクとしていたらクリアでした。
ええー???良いのー!?!?オッサンびっくりしてましたよー!?!?!?パイロンも盛大に飛ばしましたよー!?!!!
と言うかもう一回乗りたいんだけど!?(まてや)
まさかのパイロンなぎ倒して2段階進出です。
2段階の波状路、楽しみです!
急制動、恐怖しかありません!!
スラローム、苦手意識付かないように早めにパスしよう!