SRの七光り

アラサーにして普通二輪の免許を取りに行き、SRに乗るオバハンライダーの子育て仕事の奮闘日常日記。

女性大型二輪取得のすゝめ〜9限目、誰も傷付かないけど己のメンタルは傷付くシミュレーション〜

なんだかんだでギックリ腰で1ヶ月程空いた教習です…お久しぶりですマツムシです。

 

あれ?コレ…日別?アクセス解析?とかあるやん?と(今更)覗いてみたら1月25日にアクセスが増えている…アレ?教習の事呟いたから??とか思いましたけど、きっと気のせいだと思っておきます。

 

きっと、誰もババアの教習なんて興味無い…無い筈なんだ…。

 

 

 

そんな訳で久々にNCたんに会えるぞ!と意気揚々と行った教習ですが、残念!シミュレーションなんですね。

 

敷地内を走るNCたんを指をくわえながら眺めての室内教習です。

シミュレーションってなんぞ??と言う方の為に一応説明…

ホンダが作る体験型の擬似走行です。ハンドルもシートも本物と同じサイズ感で、目の前に画面があって、体重移動でちゃんと曲がる。

ちなみにエンジン音もちゃんとする。

ゲーセンにある乗り物型のモノをイメージして頂ければ大体あってます。

 

と言うかまさかの大型教習にもシミュレーションが食い込んできやがりました。

実車に乗せろやゴルァ!(やめなさい)

 

NCたんに何が何でも乗せないつもりか!ぷんぷん!実車は乗れてもマ◯オカートで身体を傾けながら意図せず逆走するマツムシへの挑戦か!嫌がらせか!ぷんすか!

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クソぉおおおおおシミュレーション苦手なんだよぉおおおおおおせめて1人でお願い1人で!教官と一対一で!サシで!!無駄に独り言激しくなっちゃうから!!!

 

と願ったものの、教習生はマツムシともう1人の男性2人での教習でした。

 

この時点でマツムシのメンタルは死にました。

心の中で吐血します。

絶対恥ずかしい事になる。

絶対めっちゃ暴言吐く。(暴言とは)

 

そんなこんなで嫌な予感に薄ら笑いすら浮かべながらスタート!

 

 

普通二輪を約一年前に通っているので記憶に新しいシミュレーション…マツムシは酔いに強い虫ではありますが、苦手な人は結構酔います。

(酔うと聞きます)

そんな色んな人へ無駄にハードルを上げるシミュレーション、普通二輪の時は確か三時間程教習に食い込んで来ていた気がするのですが、大型二輪では一時間です。

(当たり前だ!12時間しか無いのに三時間も食い込まれてたまるかッッ!!!)

 

二輪では公道教習はありませんので、まぁ危険予測と言うか、公道の危険性はシミュレーションで体験してね、と言う事です。

誰も傷付きません。

バイクも傷付かない。

ライダーも傷付かない。

相手も何も損害賠償もない。

ただ、ひたすらに他の教習生に狭い部屋でガン見される羞恥に心が死ぬだけの、とても穏やかな教習です。

 

あと、このシミュレーション…数メートル毎に面白いように事故が起きるように作られています。

 

びっくりするくらい発進時に車が幅寄せしてきたり、右左折の進路変更してきたり一時停止無視してきます。

ガソリンスタンドから車の影を狙ってセダンが右折で出てくるし、右折交差点でやり過ごしたトラックの影から二輪車が二台続けて出てくるし、歩行者は積極的に路駐の影から飛び出して轢かれにきます。

子供は無邪気に点滅横断歩道を渡ったかと思えば途中で渡りきらず逆走するし、ボールは見通しの悪い住宅街を飛び出して来たかと思えば、また子供がそれを追いかけて飛び出してきます。

道に落下物は無残にばら撒かれているし、それを避ければ路駐の車のドアは突如開きます。

自転車は横断歩道にノーブレーキで乗り込んでくるし、トラックはブラインドカーブで路駐車を避けたと思ったタイミングで中央線をオーバーしてきます。

 

ほんの数十メートルでコレでもかと言うくらいの事故例が詰め込まれていてお腹いっぱいになります。

 

まぁ、要するに事故るように設定されているんですね。

でも、そこはもうアレじゃないですか…

 

「志村!後ろ後ろ!!」

 

と叫ばれているのに振り向かないドリフターズみたいに、一般人はいられないので、その辺やはり慎重に運転するじゃ無いですか…で、マツムシももう1人の方も無事に切り抜けるんですね。

少なくとも普通二輪免許は持ってる人達です。

市街地の視野の悪い知らない道を、シミュレーションとは言え、そして事故ると分かっててまさか制限速度ギリギリでは走りません。

 

で、はい、こっからです。

 

「じゃあー…大体法定速度って10キロから20キロはオーバーするでしょ?(基本的に制限速度は制限速度なんだけど、流れとか人の感覚の話的なフォローは入ります念のため)標識よりも10〜20はオーバーして、いつも通りの感じで乗ってみよう」

 

少なくとも、慣れないマシンで、知らない道を、いつも通りの感覚で走れば運悪ければシミュレーションじゃなくても事故ります。

 

ビビリのマツムシは多分、本当に、リアルでも、シミュレーション通り位の慎重さで運転しているわけです。

しかもマツムシには予測不可能なチビマツムシが2匹いるわけじゃないですか…。分かってるじゃないですか、小学生男子の危うさなんて…。

だから市街地なんて怖くてスピード出せない訳ですよ。

 

そりゃもう…シミュレーションで走れば事故るに決まってるじゃないですか。

 

案の定「このっ!」だとか「マジかコイツ!」とか言いまくりましたよね……運転中性格が出るとか言いますが、もう口の悪いマツムシの本性でまくりますよね…。

 

「あはは、教習しててめっちゃ嬉しい反応するなぁ〜」

 

とか言われちゃいましたよね…うん。

 

まぁそんな感じです。

詳細は省きますがメンタルが死ぬテレビゲームと思ってください。

 

急制動もありますね。80キロでの急制動を転けない様に止まれと言う指示で3本走りました。

 

結局何が言いたいか…良くバイクの慣らしは1000キロと言いますが、それは同時にライダーの慣らしもある訳です。

 

そのマシンのブレーキの効き、性能、そう言うものも1000キロ乗るうちに感覚的に分かってくる、と言う事です。

中古であればマシンの慣らしは終わっていても、ライダーの慣らしは終わっていないと言う認識ですね。

 

そしていつもと違うバイク…操作が違えば自然と手元を見てしまう。

でも、その一瞬目を落とした瞬間に事故が起きると言う事なんです。

 

「ライダーは目を落としたらダメよ、手探りで操作しなきゃ。エンジンの音を聞いて、適切に操作する。目線は落とさずにね」

 

と言う教官のセリフが印象的でした。

 

実際、慎重に運転した1回目ですら、一瞬危うかった場面は操作が慣れなくて目を落としてしまったタイミングでした。

 

これが公道ならば……あとはお察し、ですね。

 

 

でもまぁシミュレーションには事故がギッチギチに盛り込まれてるから「まさかぁw過剰でしょw」みたいに思いがちですが、実際多いですからね、こう言うシチュエーション。

若いと(あーコレわざとらしいわwwwこんなんそうそうないっしょwww)とか思うかもしれませんが、ガチでありますからね。

特に二輪から免許取る人はそう思いがちかもしれませんが

 

本 当 に あ り ま す か ら ね ??

 

ノーウィンカーで左右見ないで進路変更するドライバー。

確認せずに突然ドア開ける路駐車。

行けると思って入ってくる車。

車の影から二輪車

 

自身も普通免許で車の運転しますけど、まー酷い運転するドライバーも多いです。

そしてみんな二輪なんて乗る機会も無いわけです。

二輪から車が、車から二輪がどう見えているか、客観的に判断し、かつ安全に運転してる車なんて公道でほぼ無いと思って良い。

なんなら交通ルールをしっかり守ってる車すら少ないのが現実。

 

それぐらいの話です。

 

車同士ならまだ命までは行かない事故でも、身体が露出している我々ライダーには命取りです。

 

肝に銘じて公道を走りたいものですね。

 

 

さて、一応上手くいけば今月末に卒検が受けられる様です!あと三時間!このレポートにもお付き合い頂けたらと思います。

 

早く波状路波状路!!