SRの七光り

アラサーにして普通二輪の免許を取りに行き、SRに乗るオバハンライダーの子育て仕事の奮闘日常日記。

初ツーリングがそこそこ鬼ルートだった件

〜とある日の娘との散歩にて〜

 

マツムシ「あ、見て娘たん、わんわんだねー」

娘「わんわー!」

マツムシ「あ、今度はちゅんちゅんいたねー」

娘「ちゅんちゅー!」

マツムシ「あ!CBRたんだねー!フォォォォォォンン!!」

娘「ふおおー」

 

割と最近の話です。

 

 

 

 

こんにちは、今日も頭おかしいマツムシです。

 

書こう書こうと思いつつ、なかなか書き出せなかったツーリングレポート…一人しっぽりとブログを始めて行こうと思っていたのですが、ノリで開設した筈のこのブログ…昔どうやって書いてたっけ⁉︎つか最初から見られる前提とか…なんたる羞恥!!なんたる恥辱!!(今更)

そう考え始めると何だか見えないプレッシャーに押されて過敏性腸症候群の私はトイレにこもり、その隙にちまちまと書き溜めました(汚いな)

 

今回のツーリング…ナビが無ければ看板や標識があっても無視して直感で突き進むマツムシには不安がありました。

ズバリ、“まだスマホをハンドルに取り付けられていない状況(ノーナビ)で知らない道を走れるか?”です。

 

ツーリングの数日前にマツムシのバイクを後ろからついて行こうと言う謎の企画が夫から持ち上がったのですが、北海道の某有名ローカル番組的に後ろでゲラゲラ笑われるのは見えていたので、丁重にお断りしました。

 

かと言って一人では…と言う訳で、夫が車で先導する形で了承した今回のツーリング…結論はタイトル通りであります。

 

基本、私は報告形式のレポートは箇条書きで記すスタンスで今までも書いて来たので、今回も(というかこれからも)そのスタンスで書いていこうと思います。

 

ではではレッツレポート!

 

 

 

◆2月2日。天気良し。気温寒し。初ツーリングにはまずまずの日。

◆とりあえず初めての公道…ドキドキ…キックスタート…も問題なし。(ああ、いい音だなぁ…SRさん!)よしよし。

◆よしよ…ん?練習で慣らし走行するって言ってんのに背後から気配が…まぁ…いっか…

◆家から数メートルの右折で突然のエンスト。公道の厳しさを改めて感じるマツムシ(早過ぎる)

◆いつも保育園まで歩いている道のり…直線の先に信号と、そこそこ急な坂を確認

◆よし、信号が青になったら坂道発進だ!…信号が青に…信号が…信…!!!!?※①

◆まさかのバイク専用の押しボタン式信号(しかもボタンは左側、しかも左側にも坂道があって傾斜がある)に公道の洗礼を浴びるマツムシ

◆くっ…落ち着け…右手でクラッチを握って左手を伸ばせば…よし、いける!!…いけ(パスン!)ああああああああああ!!

◆落ち着け落ち着けとりあえずキックスター…えええここ坂ですけど!?しかも左右にも若干の傾斜があってスッゲェ不安定なんですけどコレ!?は!せや!一旦降りて安全な場所…って重くてコレ上がれネェェェ!?怖くて下りも出来ねぇぇぇ!?ブレーキ離した瞬間に、死ぬ!!!確実に死ぬ!!……積んだ…もうここで積んだ…。

◆……!!(天を仰ぐマツムシ)さようならツーリング、さようならフォロワーさん。私はここで、バイクを…降りる決断を…迫られているようだ…ふ、家から数十メートルでギブか…それはそれで面白(ふと後ろを振り向く)(見慣れたヴェルファイアさん)(見慣れた運転手…)(そしてぷるぷる震えながら笑っている運転手…)

◆う、うおおおおさせるかああぁぁあぁぁぁ!!!!!やってやるさ!ここでキックしてやるともぉおぉ!!お前になにがわかるんだぁぁぁぁ!!!くそがぁぁぁあああ!!!!!!

◆キック、奇跡的に成功。(転けないかめちゃくちゃ怖かった)そして信号ボタンを押して…よし、成功だ。信号も青…今度こそ!!今度こそ!!(ズルズル…パスン!)ええええええええ!!!?

◆※①に戻る(4回くらい戻って下さい)

◆SRさんの半クラの感覚が掴めず右往左往する私。しかも坂道、しかも青信号の間隔が鬼短い。車二台がさっと通れるか?くらいの間隔。鬼信号って名前に決めた。公道で初めて立ち塞がった鬼信号…おばあちゃんがゆっくりとこちらの動向を気にして渡っていくのが申し訳ない。(あ、大丈夫です。絶対すぐに発進しないので)←心の声

◆とりあえずも難所をクリアするも、焦りとキックと屈辱で、イージスの中は猛暑です。そんな状態の私が家の前に到着した瞬間に「お前それでマジ行くつもり?」と言う夫の一撃必殺が刺さります。

◆大人な私はこう言いました「とりあえず、ガソリン少なかったよね?入れておいでよ。それまでに慣れておくから」(スッと渡すクレジットカード)。いやぁ、大人ですね、私。

◆その後悔しくて数回通りましたが、結局一発では青信号行けませんでした…コレが試験なら何回滑ったんだ…

◆しかしともかく行くと言った以上はマツムシは行きます。いつもは運転しているはずのヴェルファイアさんのお尻にくっついてレッツゴー!!なんか愛車を尻からついて行くって新鮮。「まぁ、ゆっくり目に走るから」と夫。

◆自宅近くの坂道発進は特殊なタイプだった為か、その後の道では特に問題も無く進むツーリング。25号線沿いの川に沿ったルートは気持ちよかった。まさにSRさんにぴったりののんびりツーリング。楽しー!!!!

◆知っている道を過ぎ、あとはヴェルファイアさん頼みです。そんなタイミングで混んでくる道……。今見失えば…と思った焦りからか(スパン!)ええええええええ!!なんでもないところでエンストしたぁぁぁ!!!!恥ずううううう!!!!

◆停車できる場所もなく、ヴェルファイアさんは進んでいきました。ま、まぁなんとかなるか…とりあえずキックスター……ってまた傾斜がぁぁぁぁ!!(今日は傾斜に良く絡まれる日です)

◆歩道まで逃げて安全にキックスタート。やはり蹴る時の傾斜はステップに乗ると分かるので思い切れませんね。ステップ側に傾いてたら良いけど、キック側に傾いてたら怖すぎる。しかも車道側。死と隣り合わせ。

◆えーと…ヴェルファイアさんは…あ!いたいた!コンビニ駐車場に退避して待っててくれました!!無事に合流して再スタート。

ヴェルファイアさんはどんどん進んでいきます。どんどんどんどん、私の知らない道を、名阪の入り口へ…名阪…め、名阪んんんんん!?!?!?

◆でももう後戻りはできません。初ツーリングで初の時速に切り込みます。

◆うおおおおおおお!?坂ああぁぁぁぁぁ!!雪ィィィ!!寒ィィィィィィ!!トラック怖いいいいい!!

◆機動力があるはずのバイクがヴェルファイアさんに千切られそうになっています。頑張って付いていくマツムシ。ギアも上げて…ギアも…ギア………ギア5速までぇぇぇぇ!

◆SRさんは5速なの忘れて幻の6速入れようとガチャガチャやってました。

◆あかん、寒い。この速度、死ぬ。イージスネ申。これ着てなかったらワイは走る氷柱になっとった……

◆あまりの寒さに登板車線に入ろうかと一瞬迷うマツムシ。しかしここでヴェルファイアさんに置いていかれたら後で何言われるか分かったもんじゃありません。なるべくゆっくり走るって、言ったくせにぃぃぃぃぃ!!

◆もういやや…なんの修行やコレ…と思い始めた頃に針の文字が飛び込んできます。(ヤッター!もうすぐやー!!)

◆高速過ぎてエンジン音も聞こえないくらいの風切音です。少しずつ速度落としてSRさんが息切らして頑張ってくれたのが分かるくらいに。ありがとうSRさん…私をここまで連れて来てくれて…

◆着いた…着いたぞ針テラス……ワイは、たどり着いたで……!!

◆バイク用駐輪場へ向かうと、ライダーが沢山います。駐輪場前に椅子が置いてあってライダーが座ってたり。

◆ヘロヘロとたどり着いた私へ寄ってくる子供達。他のライダーさんは(!!?????)って思っただろうなぁ…。

◆とりあえず飯食いましょう。ラーメンで(息子希望)

◆食後適当に休憩してバイクを眺めます。色々なバイクが入ってきたり出て行ったり。イージスライダーも多いです。オッチャンと同じイージスを着ている私。何故だか少し照れ臭い。

◆しかし、レザーのジャケットとかのライダーさん、寒く無いんだろうか…???(この時点で気付いていないが、走ってきたルートが違うとそこまで寒く無いのだろうか?)

◆コーヒー飲んだり、子供達おかし食べたり

◆さて、そろそろ帰りますよ〜

◆キックスタート…ここでやるの恥ずかしいなぁ…万一転けて他のバイク倒しても怖いし…(よし、少し移動しよう)

ヴェルファイアさんと目が合いました。準備オッケーですよー!走り出すヴェルファイアさん。真っ直ぐに名阪に入って行きます。そりゃそうだよなー来た道戻るよなー。

◆上って来た坂を下ります。こ、怖い…風が強い…なんなら車体ごと身体が浮いていきそうです。チラリと速度確認…70キロオーバー…なん、だと…???

◆このままリアルET出来そうです。満月じゃ無いけど。

◆でも気を抜けばそのままリアルに天に昇れます。

◆正直、必死過ぎてここら辺記憶曖昧←

◆走馬灯流れてたかも

◆SRさんのエンジンが凄い事になってます。ブルブル震えています。え?コレ分解しない??分解したりしないよね????

◆追越車線では次々とSSが流れていきます。私の頭の中ではカヌーに乗ったゴリゴリのマッチョな選手がかなりの速度で易々と船を漕いで追い抜いていく隣で、クールポコが一生懸命餅をつきながら“なーーにぃぃぃ!?”と叫んでアヒルボートを漕いでいるイメージが浮かびます。

◆クルーポコ、頑張れ!!(錯乱)

◆……ハッ!?出口だ!!やっと終わりだ!!長かった様な、一瞬だったような…(相当集中していた様子)

ヴェルファイアさんに必死について行って風もすごかったし死ぬかと思ったし怖かったし寒かったけど、コレ夫は何も感じてなかったんだよな…車ってすげぇな(何)

◆帰りは多少西日が…そう、インナーサンバイザーの出番です!!コレにして良かったよ!!実は3回ほど落として少しシールドにヒビ入ったけど!←

◆帰りの下道では余裕感からか、後ろから見るとうろちょろしている息子の影が気になります…どれ……(車に横付けして釘を指す私)←随分と余裕だな

◆自宅近くの贔屓にしてるお肉屋さんでお肉を買ったら、奥さんがバイク見せてーとお見送りに出て来てくださった。そこへママ友もたまたま通りがかった…!試されるキックの技量!!(エンジンあったかいから一発でかかったので良かった)

◆無事帰宅。夫がソワソワして乗りたがるので少しお貸し致しました。「楽しいけどコレで外環(片道二車線道路)を走る気にならんな…」だそうです。いや、お前はそう言うが私は天理の坂をコレで下ったんやで……

 

 

そんなこんななツーリングでした。

特に面白いレポートで無くて申し訳ない。

 

よっぽど坂で怖かったのか、思った以上の力でバイクに引っ付いていたらしく、翌日ニーグリップしていた両足が軽く筋肉痛になりましたw←記憶にございません!

 

でもまぁ凄く面白かったです。まさかSRさんの限界値も試す事になるとは。

針に着いた時の達成感もありました。

イージスを進めて下さったフォロワーさんへも感謝です。

今更ながらツイッターの方で色々と助言頂いたリプを読み返すと“名阪を通らない”ルートをお勧めして頂いていた様子…。

 

ハッハァー!!言う事聞かない子で申し訳ない…!!!!!←

 

そもそも、ナビなしで車に乗った事無いので、分かんないんだよぉおぉぉ!ナビ通りに突っ込んで行って、ヴェルファイアさんでギリギリの幅の道行って、しかもナビには反映されてない車進入禁止の袋小路に入って死ぬ思いしたくらいの子なんだよぉおぉぉ!!!

 

バイク専用のナビで行きたい←

 

 

そんなこんなで、恥と恐怖とを引き換えに、達成感と多少の自信を得たツーリングでした。

 

次は一人でツーリング行けると良いなー!

(お前一人で行かせると怖いよ)